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涼風


汗まみれドロまみれ姿で駆け込むように

閉まりかけたエレベータ乗り込んだ。

買い物袋帰りの初老の女性が

“ 何階ですか。 ”と

エレベーターの隅っこからたずねボタンを押す。

そのやさしい言葉のトーンと反対側にいる自分の汗臭さを

すこし恥ずかしく思えた。

“ 暑いのに大変ですね。 ”

そう言うと彼女は自分の階でエレベーターを降り

くるりと振り返り

“ お先さまです。 ”と白髪の頭をちょこんと下げた。

ほんの数秒の出来事だった。

うちわで扇がれたようなやさしさを感じた。

簡単なようだけどそう簡単にこんなことはできない。


暑かったけどそのエレベータの中は涼しかった。

あんな大人になりたいものです。




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